無重力でがん細胞が消える!? 無重力でがんが消える実験
無重力が消える実験
どーも harudakeです。
無重力状態にいると、がんが消えるかもしれない。
まだわからないけど、楽に病気が直せたらいいね、
現在、がんの治療法は外科手術、放射線治療、化学療法が3本柱となっています。
しかし今回は無重力つまり宇宙に行くだけでがんが治せる方法が将来、加えられるかもしれません。
宇宙飛行には、様々な健康リスクが伴う。2015年に340日間にわたって国際宇宙ステーション(ISS)に滞在した宇宙飛行士のスコット・ケリー氏は、地球帰還後の検査で、遺伝子発現や認知機能、腸内細菌叢などに宇宙飛行特有の変化が確認された。
[無重力によってがん細胞を無効化にする実験
いよいよ2020年、国際宇宙ステーションにおいて、豪シドニーのジョシュア・チョウ博士を中心とする研究チームにより「無重力によってがん細胞を無力化するかどうか」を検証するミッションが行われることとなった。
がんは、遺伝子変異によって、無限に分裂と増殖を繰り返し、他の組織に浸潤したり、血管やリンパ管を通って転移したりする。
一連のメカニズムについては完全に解明されていないものの、がん細胞が機械的な力によって互いに感知し合い、一緒になって固形腫瘍を形成しながら、体に侵入するようシグナルを発するポイントまで成長し続けることはわかっている。
また、がん細胞が周囲を感知する際に用いる機械的な力は、重力がある環境でのみ存在する。
研究チームでは、「重力をなくしたら、がん細胞で何が起こるのか」をシミュレーションするため、内部に小型遠心分離機をつけたティッシュ箱サイズの微小重力デバイスを制作した。遠心分離機の中にがん細胞を置き、回転させることで、微小重力の感覚を体験させるわけだ。
上のデバイスを使って、卵巣がん、乳がん、鼻腔がん、肺がんの4種類のがん細胞を微小重力環境においたところ、8割から9割のがん細胞が無力化した。なお、これらのがんは、無力化させづらい種類のがんとして知られている。
また、このシミュレーション結果は、薬剤を一切使わずにがん細胞を無力化させた点でも画期的だ。重力を変化させるだけで、がん細胞の周囲を感知する能力に影響を与えることができた。これはがんに対する新しい治し方かもしれない。
しかし実際に無重力で行うのは難しく、がんのある人が宇宙に行けるとも思わない。
やはりがんには陽子線や重粒子線などの粒子線による治療が効果的かもしれない。
Defying Gravity: Researchers Find Zero-G Disables Cancer Cells
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